スポスタおもちゃ箱

ハーレーのバイク、スポーツスターをおもちゃ箱のようにカスタムし、おもちゃのように楽しむ!

スポスタのリアキャリアを自作する 後編:完成、そして実用

前回の記事はこちらからどうぞ。

スポスタのリアキャリアを自作する 前編:どんなものを作るのか 

 

ここまで来たら後ちょっと

愛車スポーツスターにリアキャリアをつけるべく奮闘すること数日、ようやく仮組みまでやってきました。

実はここまで来るのには、それなりに苦労しています。

失敗作もありました…。

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荷物を載せる面にボルトが突き出ていますが、これは意図的にそのままにしています。

下の写真は実際にホームセンターの箱を載せたところです。

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箱の裏面は網目状になっており、この網目にボルトをハメ込むことで横ずれが起こらないようにしています。

まあ、ベルトでしっかり固定するので、あまり心配ないでしょう。

 

仮組みの段階でいくつか問題発生

キャリアの補強にもなっている横棒が、シートを固定しているネジの真上を通過しているためシートがはずせません。

これは荷台の高さをそろえるために必要なパーツなので、真ん中を抜いた別のものに交換。

補強は位置をずらして入れることにします。

 

キャリアのサイドにキャンピングチェアを固定すると、リアウインカーが隠れてしまいます。

リアウインカーは後日移設しました。

移設については、こちらの記事を参照してください。

スポスタのテールランプ交換とウインカー移設とその配線の話

 

製作過程はありません(スミマセン)

 

完成!

問題点を修正して塗装しました。

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仮組みからの変更点

シ-ト固定ネジ上の金具をセパレートタイプに変更しました。

横方向の補強金具をナンバープレートステーの上に配置し、これをステーに固定しました。

荷掛けフックとして前方は輪っかを、後方は固定用のボルトを長いものにすることで代用しました。

全ての角をグラインダーで丸くしています。

塗装はつや消しの黒をスプレーしました。

 

キャリアの説明とかを少々

箱を載せたところです

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キャリアを少し尻上がりにしているのは、人が乗ったときにリアサスが沈み込み、荷台が水平になると思ったからです。

しかし、ハーレーのリアサスは短く硬めなので、ほとんど沈みませんでした。

 

キャリアのサイズは横幅が約28センチです。

縦は荷台部分で約32センチです。

このサイズは縦横ともに、箱のサイズを基準に設計しています。

 

キャリアはフェンダーストラットに固定していますが、キャリアとストラットカバーの間には約5ミリ~1センチの隙間があります。

隙間はスペーサー(ナット)とワッシャで埋めています。

横幅は27センチでもギリギリ取り付けはできると思います。

 

キャリアの上からキジマのサドルバッグサポートを取り付けしています。

固定用のボルトはかなり長く、裏側に1センチ以上出ています。

ただし、タイヤにあたらないように注意が必要です。

 

さて、使用感は?

キャンプの時は荷物満載です。

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こんな感じで1週間のキャンプツーリングをしました。

リアシートは埋まっちゃってますが…。

たっぷり積んでも安定感は抜群です。

いい仕事してます!

 

そうそう、塗装は下地に錆び止め剤を塗っておいたほうが良いです。

手抜きして黒のみを直に塗ったので、錆が浮いてきました。

 

リアキャリアを自作するに当たって、ネットでいろいろ調べてみても、自分の理想とするものには出会えませんでした。

でも、ヒントやインスピレーションはたくさん得られました。

このブログを見た方にも、そう感じてもらえればうれしい限りです。

 

失敗談↓

スポスタのリアキャリアを自作する 番外編:失敗から学ぶ - スポスタおもちゃ箱

 

 

 

 

スポスタのリアキャリアを自作する 前編:どんなものを作るのか

キャンプ道具を運びたい

スポーツスターを購入してから、キャンプツーリングをするようになりました。

最初は寝袋ひとつをリアフェンダーにくくりつけて出発しましたが、ツーリング3日目にはテントを購入しました。

もっと快適なキャンプをするためにはたくさんの荷物が必要になり、それらを運ぶ手段が必要になりました。

 

リアキャリアを作ろう

ハーレーでキャンプを楽しむ人の中には、ホームセンターで売っているプラスチックの箱を使っている人が多くいます。

ホームセンターの箱なら持ち運びがラクで、雨にも濡れません。

また、テーブルや椅子として使っている人もいます。

 

そしてホームセンターの箱を使っている人の多くが、お手製のリアキャリアを使っていました。

そこで私も自作することにしました。

 

じゃあ、どんなキャリアを作るのか?

自分の用途に合ったものを作らないと意味が無いですよね。

必要なものを決めましょう。

ここは重要ですよ。

 

ホームセンターの箱が積めることは大前提として、それ以外に必要な項目は次の4つでした。

1.多くの荷物が積める強度

2.サドルバッグが取り付けできること

3.荷物を積んでもタンデムができること

4.日常的につけっぱなしにできるもの

 

 設計、そして仮組み

これらの要求をなるべく満たしつつ、自分でできる範囲のものを作ります。

ホームセンターでアングルを買ってきて、切った貼ったして仮組みしたものが下の写真です。

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ホームセンターで購入した箱がぴったり収まるように設計しました。

横幅は約28センチです。

キャリアとストラットカバーの隙間はワッシャーを入れて調整しました。

隙間がまったくないと、着脱時にストラットカバーが傷だらけになってしまいます。

 

溶接ができるなら、もっとスマートで自由度の高いものが作れるでしょうね。

私は溶接機を持っていないので、ボルトで固定しました。

設計のポイントをもう少し詳しく解説しますね。

 

1.多くの荷物が積める強度

強度を確保するために、材料は25ミリ幅の鉄製のL字型アングルと、ほぼ同幅の平板を使用しました。

これらをグラインダーで切断して8ミリ径、もしくは6ミリ径のボルトで固定しています。

車体への固定は、フェンダーストラットとリアフェンダーとの共締めです。

ボルトは長いものに交換しています。

アングルとボルトはホームセンターで買いました。

 

2.サドルバッグが取り付けできること

サドルバッグはキャリアの側面に吊るすことにします。

そのため側面のL字アングルを前方に長めに出しています。

 

3.荷物を積んでもタンデムができること

キャリアがなるべく車体に対してコンパクトに収まるようにしたかったので、荷物を積んでもぎりぎりタンデムできる位置にしました。

そのため、大柄な方が後ろに乗ると圧迫感があります。

タンデムする方が決まっているのなら、実際に座ってもらって寸法を取ると良いです。

 

4.日常的につけっぱなしにできるもの

なんとも抽象的な要求ですが、要するにあまり目立たないものということです。

そして車検に通ること。

ほかの要求を満たした上で、なるべく低く、コンパクトに設計しました。

最終的につや消しの黒で塗装しています。

 

まだ仮組みしただけですが、荷物を積んで走ることは可能です。

強度も十分で、人が乗ってもびくともしません。

3人乗りができますよ。(しませんけど…)

 

この後は細かい調整と塗装をして完成です。

はじめに必要な性能を決めていたので、ここから大きな変更はありませんでした。

後編ではキャリアの完成までと、実用を紹介しますね。

 

スポスタのリアキャリアを自作する 後編:完成、そして実用

スポスタのテールランプ交換とウインカー移設とその配線の話

この記事には長いタイトルをつけましたが、内容はまさに、そのまんまです。

スポスタのリアビューのビフォーアフターです。

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テールランプは、ネオファクトリーのレトロテールライトのスモールです。

値段は送料込みで5000円くらいだったと思います。

ウインカーは純正のものをそのまま使っています。

小型のものに変えると、もっと引き締まったリアビューになるでしょう。

 

ちなみに、ハーレーではウインカーをターンシグナルと呼びますが、ここでは一般的なウインカーと呼びます。

 

テールランプ交換の理由

正直に言いますと、ノーマルのテールランプはもっさりしてダサいと思います。

プラスチックというのも、安っぽく見えてしまいます。

でも、テールランプを交換した理由は、そこではありませんでした。

 

理由のひとつは、リアウインカーです。

スポスタのリアウインカーは、サドルバッグに干渉するんです。

そのために、リアウインカーを少しだけ後ろに下げるためのキットも売っているくらいです。

結構悪名高いウインカーなのです。

 

もうひとつの理由は、自作のリアキャリアです。

リアキャリアの位置を低めに作ったので、ナンバープレートをノーマルの位置につけられなくなりました。

そのためテールランプ交換前は、自作のステーにつけていました。

 

これらの不具合をいっぺんに解消するために、テールランプごと交換してしまいました。

 

ネオファクトリー レトロテールライト クローム

レトロテールライト クローム

送料を入れて5000円くらいです。

ナンバープレートをつけるためのステーと、ナンバー灯がついています。

ナンバー灯はレンズの下部分が、透明になっているだけですけどね。

ウインカーをつけるようにはなっていないので、ホームセンターで適当なステーを購入し、加工しました。

 

取り付け開始

まずは全部ばらします。

ウインカーはフェンダー裏のナットを外せばよかったはずです。

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配線類は下の写真のカプラーで接続されています。

切っちゃえばいいんですが、なんとなく切りたくなかったので、抜きました。

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 金属端子の先のほうに釣り針の”かえし”のようなものがついていて、引っ張っても抜けません。

精密ドライバーを突っ込んでかえしを抑えながら引っ張ると抜けます。

純正に戻す予定が無いなら、さっさと切ったほうが早いです。

 

新しいテールランプを取り付けたところです。

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フェンダーにもともと開いている穴を利用しました。

そのためテールランプの台座に穴を3つ開けました。

フェンダーに開いたもう1つの穴に配線を通します。

 

配線をつなげていく

カプラーを外してむき出しになった端子と、テールランプ、ウインカーの端子をつなげていきます。

つなげ方は単純で、熱収縮チューブで端子をまとめるだけです。

半田付けも防水処理もしていません。

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車体側の配線の色と役割を書いておきます。

白&橙:未使用(アクセサリー等の電源が取れるはずです)

茶:右ウインカー

青:テールランプ(点きっぱなし)

赤&黄:ブレーキランプ(ブレーキ時のみ点灯)

紫:左ウインカー

黒:アース(テールランプとウインカーの全てに接続)

 

ただし年式やモデルによって色が違う可能性もあるので、テスターで調べたほうが無難です。

実際にこれとは違う紹介をしているサイトもありますし、テールランプの説明書も違っていました。

これにより非常に混乱しました。

 

ウインカーとナンバープレートを取り付けて、横から見たところです。

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もともとテールランプがついていた大穴はナンバープレートで隠れます。

配線は結束バンドでまとめただけで、ナンバープレートの裏に隠してあります。

 

ウインカーはホームセンターで買ったステンレスのステー(長細い板に穴がたくさん開いたやつ)の両端を曲げて固定し、ナンバープレートと共締めしているだけです。

結構いい加減なものですよ。

 

その後…

3年経ちましたが、まったく問題ないです。

しっかり機能していますし、車検にも通りました。

ただし、テールランプのメッキは錆び錆びです。

メッキが薄すぎて、すぐに錆が出てきます。

 

幸い私はテールランプの上に自作キャリアとトップケースがあるので、直接は見えないのであまり気にしていません。

値段相応なので、お洒落さんはご注意くださいね。

 

ちょっと形が違うタイプもありますね。

 

スポスタのハンドルをロボハンに交換

8インチZバーハンドル

ロボットハンドル(ロボハン)とも言いますね。

高さが8インチ(約20センチ)となります。

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純正のハンドルはすごくラクチンだけど

XL1200L(スポーツスターロー)の純正ハンドルは乗車姿勢のラクチンな、ミニエイプハンドルバーが採用されています。

ハンドルの高さは高くなく低くなく、まさに丁度いいです。

グリップは手前に来ますので、前傾姿勢になることも無く、ゆったりとした乗車ポジションとなります。

 

Uターンのときにハンドルを右いっぱいに切ると、アクセルグリップが体に密着するほどに近づきます。

この状態ではかなりアクセル操作がしづらくなります。

 

Uターン以外では特に不満は無かったのですが、ディーラーで展示してある883Rに跨ったときにすごいしっくりきたんですね。

それからというもの、純正のミニエイプバーに違和感を感じるようになりました。

もうちょっとハンドルが前だったらなあ。

もうちょっとハンドルが低かったら、もっとライディングを楽しめるんじゃないかなあ。

じゃあ交換しちゃえ!

ということで、ハンドル交換を決意しました。

 

ハンドル交換は純正工具でできます

ハンドルの交換自体は難しいものではありません。

付属の工具でできます。

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とにかく、じゃんじゃんバラしていきます。

タンクにタオルを敷いて傷がつかないようにしましょう。

ネジもなくさないように気をつけます。

 

左のグリップは接着剤でくっついているので、綺麗に取るのは大変です。

今回はグリップも交換するので、そのままにしておきます。

コードをまとめるクリップみたいなものがハンドルバーに刺さっていますが、力ずくで引き抜きました。

右側のインナースロットルが抜けない場合は、先に真ん中のハンドルポストのボルトを緩めると良いです。

 

ばらし終わったら、いよいよハンドルバーを交換します。

8インチのZバーです。

配線を逃がすための凹みがあるタイプです。

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グリップは純正と同じタイプの白をチョイスしました。

単純にイメチェンです。

 

細かい角度とかは気にせず、ひとまず組み上げていきます。

ばらす時と違い、スイッチボックスがはまりづらく大変でした。

 

ケーブル類が短いので、ハンドルポストを固定する前に、右側のスイッチボックスを組み上げる必要があります。

ケーブル類は純正のままです。

 

ハンドルの位置が決まったらスロットルワイヤーの調整をします。

バックミラーとウインカーの調整も忘れないように注意です。

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ハンドルバーの角度はフロントフォークと一直線に合わせました。

ポジションはゆったりでも窮屈でもなく、自然な感じになりました。

とても運転しやすいです。

 

ひとつだけ気になる点は、振動が少し増えたことです。

原因はよく分かりませんが、手に伝わる細かい振動が少し増えました。

その分、手が痺れやすいように思います。

バックミラーも細かく揺れるようになりました。

とはいっても、微々たるものですよ。

 

今回はネオファクトリーの『8インチZバーハンドル へこみあり』を使いました。

デザインはシンプルでとても良いし、値段も安くて助かります。

ただしメッキは薄いので、溶接部分から錆びてきます。

溶接部分はでこぼこしているので、錆び取りがしづらいです。

 

おまけ

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こちらの写真は6インチのZバーハンドルです。

実は8インチバーの前に6インチを試しました。

たった2インチ(約5センチ)の違いですが、6インチでは前傾がきつくなり、背中が痛くなってしまいました。

どうしても我慢できず、すぐに8インチに交換しました。

 

バンドル交換の写真が、夜から昼になっていたのはこのためなんです。

スポスタのシート交換とK&Hを4年使った感想

K&H(ケイアンドエイチ)のキング&クイーン3

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純正のシートが非常に硬かったため、評判の良いK&Hのシートに交換しました。

2人乗りシートの中でも厚みのある『キング&クイーン』です。

キング&クイーン2はこのシートよりも横幅が広く、パッセンジャーの快適性では2の方が上でしょうね。

私はスタイリッシュな3にしました。

 

非常に美しいシートで、存在感も抜群です。

7万円です。

奮発しました!

 

K&Hは車種や年式、タンクのタイプに合わせた専用設計です。

またシートに使用する革の色を自由に選べる『セミオーダー』が特徴です。

私のシートは本皮ではありませんが、セミオーダーで本皮っぽいリアルレザーにしています。

 

K&H製シートの特徴(公式ページより引用)

 

  • 型の中で発泡させたインジェクションスポンジを採用しており、型から抜いたスポンジがそのままシートの形状となる。そのため製品が均一で、型くずれしにくい。
  • 型の中で圧力をかけているため、スポンジの粒がきめ細かい。底付きしにくく、適度な弾力感があり、乗り心地が向上する。
  • シートベースとスポンジを一体成形しているため、経年変化によるスポンジのみの収縮がない。
  • スポンジ硬度は走行テストにより、長時間の走行でも疲れない硬さに設定(標準設定は60Kg~75Kg)。お客様の体重により、硬さを調節できる。
  • 振動吸収対策として、シート本体をフローティングマウント。長時間の走行でも快適。
  • 独自の防水加工が施されている。
 

純正シートはお尻が辛すぎます

 スポスタを購入して最初に交換したパーツがシートでした。

とにかくXL1200L(スポーツスターロー)の純正シートは薄くて硬い!

私は体重が80キロ前後あり、お尻にかかる負担は大きいです。

30分くらいでお尻が痺れてきます。

 

ハーレーはアメリカ製のバイクなので、ライダーの標準体重を80キロ程に設定していると言われています。

設定身長もおそらく180センチくらいでしょう。

となると、スポーツスターは明らかに窮屈ですね。

もしかしたらアメリカ人女性の体格で設計されているのかも??

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納車前のスポスタの写真です。

当然純正シートがついています。

 

スポーツスターローの純正シートは、タンクからのラインが一直線で、車体との一体感が美しいですね。

シートが大きく凹んでいるため、非常に足つきがよく、走行時のホールド性もバッチリです。

 

しかし、一番低いところはスポンジの厚さが1センチしかありません。

これでは十分なクッション性があるとは言えません。

サスペンションで吸収し切れなかった路面からの衝撃を、そのままお尻に伝えてしまいます。

ひどいときには内臓が突き上げられて息が止まります。

 

シートが硬く、ツーリングなどで長時間走るときは、お尻が痛くてたまりませんでした。

とにかく何とかしなければ!という思いで頭がいっぱいでした。

インターネットでいろいろ調べているうちに辿り着いたのがK&Hのシートでした。

 

そしてシート交換

 注文したのがゴールデンウィーク前ということもあってか1ヶ月くらい待ちましたが、取り付けしたときはメチャメチャうれしかったですね。

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レザーの茶色が良いと思いません?

このバイクのチャームポイントになりました。

 

純正との違いについて。

シートが厚くなった分、足つきは悪くなります。

私の身長は167センチですが、もともとの車高が低いバイクなので両足べったり着きます。

 

跨ったときには、お尻の位置がやや後ろになります。

シートの厚さの変更とも重なって、相対的にハンドルとステップの位置も変わってしまいます。

走行時の視点も少しですが変化が感じられました。

 

走り始めた最初の感想は、「まったく別のバイクになったみたい」でした。

それはそれで新鮮で楽しいものです。

でも1日で慣れますよ。

 

今まで感じていた路面からの突き上げはまったくなくなりました。

リアサスは硬いですが、一切感じません。

ここまで変わるとは思わなかったので、正直うれしい誤算でしたね。

 

でもシートのスポンジは、柔らかいというわけではないです。

コシが強いって感じですね。

ツーリングファミリーのようなふわっとしたシートではないので、長く乗っているとお尻は痛くなります。

 

純正シートでは30分で痛くなっていたけど、こちらは3時間は大丈夫です。

それ以上はやはりきついですね。

私は多いときは1日20時間以上乗ることもありますが、耐えられないことはないです。

でも長時間の快適性を重視するなら、他のシートを検討したほうが良いかもしれません。

 

リアシートはかなり細いので、長時間の2人乗りはパッセンジャーに苦痛を与え兼ねません。

個人差はありますが、1時間に1回の休憩を入れたほうが良いと思います。

 

4年間使ってみて

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シート交換から4年経ちませた。

ところどころ革が磨り減っています。

皺がよっている部分もあります。

リアルレザーと言っても、あくまで合皮の柄の話しで、使い込んでも本皮のようにはいきませんね。

くたびれた感が伝わってきます。

 

しかし、肝心のスポンジはまったく型崩れしていないし、ヘタっていません。

さすが一体形成のインジェクションスポンジです。

 

防水性能は?

商品の説明で、

  • 独自の防水加工が施されている。

とありますが、縫い目から水は浸みます。

確かに最初は浸みなかったのですが、1年ももちませんでした。

大雨の後は水が抜けるのに2日かかります。

 

革自体は水は吸わないようなので、お尻の部分に縫い目の無いタイプを選べば防水性はアップするでしょう。

縫い目や皺のような凹凸が少なければ、革自体の耐久性も上がるのではないでしょうか。

 

シートは重要

 バイクのシートは、バイクとライダーを結ぶパーツの中でも最大の接点を持ったパーツです。

ライダーの体重の大部分がシートにかかり、特に快適性に大きな影響を与えます。

軽視していいはずがありません。

 

純正のシートはメーカーが選び抜いたものではありますが、万人に合うはずはありません。

いろんなメーカーのシートを試せればいいのですが、安いものではないので簡単にはいかないでしょう。

 

また、シート選びには見た目も重要ですね。

大きなパーツなので、バイクのシルエットが変わります。

ハーレーでは、カスタムの方向性にもよりますが、小さいほうがカッコいいと思われる方が多いでしょうか。

でも、乗り心地は悪くなります。

 

K&Hは見た目と乗り心地、この相反する要求をある程度満たしたメーカーだと思います。

正直なところ、このシートが最高!というわけではありませんが、カッコいいし、乗り心地も悪くないし、満足しています。

欲を言えば、本皮の質感、長時間の快適性、防水性。

まあ、そんなシート聞いたことありませんけどね。

純正には絶対に戻せません。

 

 バイクシート K&H (ケイアンドエイチ)

2014年6月のスポスタ

2010年式のスポーツスターXL1200Lを新車で購入して4年余りが経ちました。

これまで試行錯誤しながら、いろいろいじってきました。

2014年6月1日現在の仕様を紹介しましょう。

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シート:K&H キング&クイーン3

ハンドル:ネオファクトリー 8インチZバーハンドル

ハンドルグリップ:POSH アーリーバレルグリップ

リアキャリア:ホームセンターでアングルを購入して自作

トップケース:キジマ サイドカーリアボックス

車体右後ろの箱(工具箱):フランス軍メディカルツールボックス

テールランプ:ネオファクトリー レトロテールライト クローム

前後タイヤ:メッツラー ME880

ウインドシールド:デイトナ ウインドシールド(ミドルサイズ)

タンクブラ:純正品

電圧計:アマゾンで基盤を購入、ケースは自作

リアウインカー:移設

ナンバープレート:移設

他にはドリンクホルダーと、シガーソケットを取り付けています。

 

これで完成ということはありませんが、

今のところ日常使用には大きな不足の無い状態です。

使用感など機会を見てひとつひとつ紹介していきたいと思います。

 

今は使っていませんが過去に使っていたパーツたちも紹介しますね。

サドルバッグ

6インチZバーハンドル

リチウムイオンバッテリ

ツールバッグ

純正シート

なぜ今は使っていないかなど、詳しくお話したいと思います。

 

キャンプの時にはトップケースをホームセンターの箱に載せ変え、

タンクバッグを使用することもあります。

キャンプのことも紹介していきますね。

 

ちなみにウインドシールドと工具箱の無い状態でユーザー車検(構造変更)をしています。

少数派のスポスタカスタムだからこそ情報発信を!

世の中にカッコいいハーレーはたくさんあります!

雑誌に載っているハーレーは、それはそれはカッコいいものです。

ミーティング等でも注目の的ですね。

 

バイクに求める性能は人それぞれです

日常の足として使う人もいれば、

月に1度のツーリングのみ、という人もいるでしょう。

住んでいる環境や交通事情はもちろん、お財布事情も無視できません。

 

私の場合は、通勤や買い物、

日帰りのツーリングからキャンプツーリングまで1台のバイクでこなしています。

日常の足からツーリングまで幅広く使うので、

要求される性能も多くなります。

 

私の行うカスタムは実用性重視

・交通量の多い地域なので、スムーズに走れる機動性

・長距離ツーリングに耐えられる快適性

・通勤や買い物での荷物を積む積載力

・キャンプ時の過積載にも対応可能

 

ハーレーのカスタムで最も重要ともいえる『見た目』が抜けていますね。

『見た目』を気にしないわけではありませんが、優先順位は低めです。

つまり私のバイクは一般的に見て、

カッコよくないのです。

 

生活観漂うハーレーは雑誌ではほとんど取り上げられず、

ミーティング等でも注目されません。

 

カスタムの方向としては少数派ですが、

少なからず需要はあります。

しかし雑誌等では取り上げられず、情報が少ないのです。

 

もしかしたら自分の経験やカスタム記録が役に立つかも知れない。

そんな思いでこのブログを立ち上げました。

 

たいした技能も無ければ、カッコいいカスタムもできません。

それでも構わないよ!という方はどうぞお付き合いください。